【斉藤一人さん】劣等感と月星座 【西洋占星術】
斉藤一人さん 劣等感の話
月星座についてのダークムーンシリーズが書き終わりました。マドモアゼル愛先生の提唱する内容だけでなく、個人的に思った事なども好きに書かせていただきました。
さて、月星座について考えている時に、ふとある事とリンクしている事に気付きました。斉藤一人さんの劣等感のお話です。
この劣等感のお話は7~8年前の職場で、直属の上司とだけどうしてもそりが合わず、人間関係に悩んでいたときに偶然知りました。それはもう目から鱗の衝撃的なお話しでした。
マドモアゼル愛先生 月星座に捉えられてしまう仕組み
こちらは愛先生の月に捉えられてしまう仕組みを解説されている動画です。
月星座は欠損である。この話がyoutubeで無料で聞けるってすごい事だと思います。
(4:48~)自分のイメージを捨てちゃったら生きていけないくらいの恐怖を持っているわけよ。かあさんに愛されなくなるという恐怖を持ってるわけよ。
なのでそれは欠損であることを隠して。欠損であるわけがない(と隠す)。しかし現実は欠損として修正を迫ってくる。いや、そんなわけはない。何故だろう⇒煩悶⇒悩みに容易に行きつく。
(7:50~)おひつじ座からうお座まで12の煩悶が生じてくるわけです。そしてその中で、自分が欠損であると、素直に思えれば、どおってことない。ああそれね、不得手なんですよ、と。それで済む話なんだけど。
それが、母さんに喜ばれる、母さんによって愛される条件として私たちの心の奥底に、一番深い奥底に機能している以上、(7歳までの月の自己イメージを)捨てることができないんですよ。
なので、私たちは、そんなわけがない。いや、そんなわけはないと思いつつ、でもできない。でも苦手。でも苦しい。いや、本当は好きなの。
という常に相反する煩悶の中で、月にまつわる事柄で、人生のエネルギーの8割も使い切ってしまうという事が実際に起きている。なので、占星術であれ、心理学、心理占星術であれ、一番のスタート地点がこの命題の克服なくしてあるわけがないというのがわたくしの考えなんです。
(9:25~)(この月理論に)それに関してまだ、そんなわけはない。愛先生の言う事は眉唾であるという風にお思いになったら、大変申し訳ないけれども、その方は母親との呪縛を解いていない人なんです。
なぜなら、母親に縛られている自分と言う幻想を切断したならば、自分は生きていけないかもしれないという恐怖と対面しなければいけなくなるから。
月によってつくられた自分の性格が、あたかも本当の自分であると思わないと生きていけない人が私の月理論を理解できない人なんです。
(10:40~)それ(7歳までに作られた月の自分像)は保護下の、主に母親と言う保護下に生まれた自分像である。それは母親に喜んでほしい、褒められてほしい自分像以外であるわけがないんですよ。
私たちは、そこから出発して、どこかで実際の自分として、(本当の自分像を)修正しない限り、人生が始まるわけがないんです。
月を卒業しない限り、また、月の欠損に気付いて、それを煩悶とか何かに結びつけないで、なんだ、そうだった、ただそれだけだ。ただ苦手なんだ。とそういう位の所に、もう一回再認識しない限り、私たちは自分の人生を生きていくことは出来ないという風に思っています。
(12:40~)なので、月が欠損であることを分かり、そしてその欠損にまた、何の意味もないんだという事を悟るまで、月に支配されるのは、太陽が月と同じであれ、違う場所にあってもまったく同じなわけです。
劣等感の話と月星座に関する共通点
①分かれば良い
(劣等感の話1:09~)
人は何で何度も生まれかわり、輪廻転生を繰り返すかって言うと、一つの修業があります。その一つの修業というのが、劣等感の克服ということです。
……この話の一番難しい所がほとんどの人が自分が劣等感を持っている事に気付いていないです。それと親の方も劣等感を与えていると思っていないんです。
だから、両方が気が付いてないから、実は人は苦しむんです。で、そのことに気が付いちゃうと、あ~なんだそのことかって。
この問題はわかると大体の謎が解けちゃいます。別にそんなにいろいろ解決しようとしなくて大丈夫なんです。分かれば良い。
このね、克服って言ってますが、
なにかしなくちゃいけないわけじゃなくて、
「ただ分かれば良い」んです。
②エネルギーの消耗の仕組み
(劣等感の話11:00~)核心です。劣等感をうんと与えられてそだったおとなしい子供は、
お母さんはいい子だったり、いい事したら褒めてくれるけど、悪い事したら怒られる。なにか常にいい事をしていないと、いけないんだっていう状態になっちゃう。
やられたこどもの方は、自分は無価値だと思っちゃう。
人が喜ぶことを常にしてないといけないんだと思っちゃう。
何かいいことをしないと、価値が無いんだと思っちゃう。
そういう人って言うのは、楽しそうにやってないの。
自分のコンプレックスを補うためにやってる人っていうのは
不平不満をぶつけるの。
いい子なのに、もっといい子にならなきゃいけない。
だんだん、元気の気を取られちゃう。
(19:40~)
どっかであなたに劣等感を植え付けた人がいるの。それはなんですかっていうと、暴力とかわかりやすいもんじゃないの。それより、親のがっかりした顔なの。がっかりしてから、でも大丈夫よ、お母さんがついてる。とかいってもダメなの。がっかりした顔に傷つくの。
劣等感(欠損)を埋めるためにしている行動は
楽しそうにやっていない。
当たり前ですよね。
本当はやりたくなんてないのだから。
欠損なんて関係ない。
どんなあなたでも、
お母さんは愛してるからね。
求めていたのはこんな言葉だったんですよね。
③輪廻の仕組みと今世の修行
(16:00~)
人は劣等感があることを気が付いていない話。……いつも怒ってる人。怒鳴っている人。会社で弱そうなやつを的にかけて、叱るという名の憂さ晴らししてるの。だって普通に教えるか言えばいいだけなのに、ねちねちねち言うってことは、自分の劣等感をそいつで晴らそうとしている。……気が付いてないの。自分が親から受けてきた劣等感で、そうやってることを。このことに気が付くために、人は何度も生まれ変わる。……あなたが劣等感を持ったのは、親が未熟なの。……でもそういうところに生まれた子って言うのは、自分が親になった時同じ事やるの。だから被害者じゃないの。どっかで気づけばいいの。
月の真実を見抜かない限り、
生きるための大事なエネルギーも消耗してしまう。
そして負の連鎖、輪廻の輪から抜けることもできない。
真実は、気づくだけでいい。
(24:00~)
劣等感を持っている人の特徴って言うのは、愛と言う名の暴力をふるう人って言うのは、獲物を逃がしたくないの。子供は獲物なの。
気が付いてないけどそうなの。子供にねちねちいったり、お母さんがついてるから、もっとしっかりしましょうとか。重圧をかけるの。かといって子供を逃がしたくないの。子供が自立しようとしたりすると、邪魔したり、逃げない程度のお金あげたり。それでねちねちまたずーっと言ったりする。
人は劣等感をもっているんだ。劣等感をやめよう。自分はどんな劣等感を受けてきたんだろう。劣等感を与える方法が巧妙に隠されているんだよ。
その人が幸せじゃなくて落ち込んでいるんだとしたら、「あんたがわるい」と思わせるような、特に親とか育てた周りが、「あんたのためよ」といううまい具合に、劣等感を与えてるんだよ。
だってほんとうに周りがあんたの為を思ってたら今幸せなはずなんだよ。親の方もきづいていないんだよ。子供から気力を奪ってることを。
でなぜお母さんがそうなったかと言ったら、お母さんもそうやられてたんだよ。
tiisanaherbyasan.hatenablog.com
親も気が付いていない。
だから難しい。
子供から気力を奪っている事を。
だれかが気が付かない限り負の連鎖がつづく。
(38:45~)
このね、劣等感と言う呪縛からどうやったら解き放たれるのか。気が付けば、ああ、ただ、そうなんだ。未熟な親を選んで(生まれて)来ている。でこの劣等感を無くす。やめる。これが、今世の修行なの。何回生まれてきても、最終的に、この劣等感を持ったまま幸せになることは出来ないの。で、出来るだけ人に劣等感を与えない。それができれば今世の修行なの。
他の天体の性質は獲得していくもの。
でも月は初めから与えられています。
母親(保護者)からの影響を受けて、
とりあえずの反応で作り上げた
仮の自分だからです。
そして、幼少期はそうでなければ、
実際に生きて行けなかった。
そういった仕組みのなかに
私たちの誰もが組み込まれているからです。
月を克服した人は、月の自分像は
特に重要な意味はなかったという事実を知り、
別の意識の道で生きている。
それができれば今世の修行をクリアできるといいます。
テレフォン人生相談 加藤先生 劣等感は所属感の欠如
テレフォン人生相談でおなじみの加藤先生も
劣等感についてこう語っています。
(3:45~)なにかというと、所属感を持っていないから。受かったら自分は受け入れられる。自分は優秀だったら受け入れられる。自分は優秀でなければ受け入れられない。というこういう所属感の欠如があるから、不合格っていう事が大きな意味をもっちゃうわけです。つまり不合格という事実が影響を与えているんじゃなくて、不合格と言う事実の解釈がそのひとに影響を与えている。……つまり所属感っていうのは、親子間でのコミュニケーションができていれば、合格だろうが不合格だろうが大きな意味はない。
繰り返し「所属感の欠如」というワードが出てきて、
どういうことかな~と思ったら、
つまり、コミュニケーション力だと言います。
始めは、両親との関係性からスタート。
もし幼少期に、どんな自分で在っても安心して受け入れてもらえる。
そんな自己イメージを得られればいいけれど、
親は未熟な部分で子どもに接することもあるわけです。
そうすると、子供の所属感を欠落させるってことですね。
親のがっかりした顔や、冷たい顔。
それを見て、子供は
ああ、受け入れられなかった。
がっかりさせてしまった。
今のままの自分じゃいけないんだ。
と思うようになります。
ただ真実は親自身の都合によって、
機嫌が悪かったからかもしれない。
体調が悪かったのかもしれない。
寝不足だったのかもしれない。
夫婦間のことで悩んでいたのかもしれない。
でもそんなことは子どもにとっては分かりません。
単純に自分がダメだったんだ。
こう思います。
斉藤一人さんのお話しとも共通しています。子供は親が未熟だってことがわからないから、そうすると子供は自分がダメだったんだと思ってしまう。
これが所属感が無くなった瞬間じゃないでしょうか。
ありのままの自分じゃいけない。
こう思う事が、劣等感に繋がっている。
もしここで「そうだよね、わかるよ~」と
自分が自分に言ってあげられたら。
そこに、居場所ができるんです。
出来なかった自分も見捨てることなく、
私はここにいてもいいんだと思える。
みんな、「そうだよね、わかるよ~」を
自分に言ってあげるコミュニケーション力がないから、
所属感がなくなってしまう。
当たり前ですよね。
何もなす術のない無防備な幼少期に
劣等感が形成されてしまうのですから。
そんな側面が誰の中にも必ずあると
提唱しているのも月星座との共通点ですね。
でも今からでも全く遅くなくて、
すべては分かれば良いんです。
何歳になってもいい。
バレたら終い。
ただ、気づくだけで、
それ以上に解決するものは何もなかった。
欠けてたっていいじゃないかと。
ああなんだ、ただそれだけだった。
大人になった私たちは、
保護者の承認がなくても、
もう十分に生きていけます。
真実は、別に何も問題がなくて、
ただ欠損があっても大丈夫だったんです。
だから、安心してねっていうことなんです。
一番の救いは、
「ただ分かるだけでいい」
爆笑問題 「タイタンの妖女」
ちょっと話が変わるんですが、この今までしてきたこの話の結びで思い出した話があります。その話のオチととてもリンクしていると感じました。
かなり昔ですが、爆笑問題の太田光さんがおすすめの本を紹介する番組内で、「タイタンの妖女」というSF小説を紹介してるんですね。※昔はyoutubeにその動画があったと思いますが、残念ながら現在はありませんでした。
太田さんは奥さんが社長を務める所属事務所の名前を「タイタン」にするくらい
その「タイタンの妖女」に感動したらしいんです。
超かんたんにあらすじを言うと、主人公がタイムスリップをしながらある使命を持って土星の衛星である「タイタン」にあるものを届ける。というお話しらしいんですね。
で最終的にその使命がなんなのかって言うのが明かされて。
それが実に下らない理由だったと。
えっそんなことなの?っていうような。
宇宙が生まれて、人類が生まれてきた壮大な時間の流れっていうのは、実はそのくだらない事の為だったっていうお話なんですって。
で、太田さんはその話に大号泣したっていうんですね。ていうのも、その話の作者ヴォネガットの、すごい優しさを感じたと言っています。
自分はなんのために生きているんだろうって悩んだ時に、人の生きる意味なんて、大したことじゃありませんよ。だから安心してって。そう言われているような気がしたと言っているんですね。
そして、それでもみんな未熟な人間たちがいて、それでも人間は生きてていいんだよって。そう言ってくれていると思った。それがすごくハッピーだって。
※後半の核心である悪徳裁判官の話はまた今度♪