ずっと自由時間@占星術blog

宇宙や星や日常のこと

毒親漫画「血の轍」と 失われた母性の惑星

 

 

 

 

  

 

 

 

 

「血の轍」という漫画を読んだことがありますか?私は、その表紙から禍々しく放たれるヤバいオーラに、書店で見かけても手に取ったことはありませんでした。しかしこの動画でふと見てしまったのです…精神科医の名越先生の解説付きでご覧ください。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

毒親育ちの方も、そうじゃない方も。普通に見えるどこの家庭にも、この「母子分離できないママ」のエッセンスが必ず1滴は混ざり込んでいるはずです。その背景にあるのは、もちろん未熟な母性なのですが。なぜ未熟な母性が出来上がるに至ったのか?それは「ママ」もまた負の連鎖の渦中にいるに過ぎないからです。それを誰かが気づかない限り、永遠に終わりは来ません。

 

 

 

 

  

 

 

 

ダークな月の側面とは「血の轍」である

 

 

さて、わたしは愛先生の提唱する「新しい月理論」についてのブログを何度も書いているのですが、この漫画ほど月のダークな側面である「未熟な母性」によって、無意識に刷り込まれる嘘の自分像を形成する様子、そしてそれによって苦しめられる少年の姿を生々しく感じられる漫画はありません。まさにリアル。自伝的な作品・自己セラピーと言うだけあって作者の押見さんは大変な思いをなさったことでしょう。内容が重くリアルな分、読んでいると、結構巻き込まれるかもしれません。

 

 

 

  

 

 

失われた完成された母性の星

 

 

  

 

 

小惑星の話7:16~)かつて、そこに星があったのではないかと、愛先生は言います。4大 小惑星のセレス・パラス・ジュノー・ベスタ。そしてその他無数の惑星の欠片は、火星と木星の間にあるわけです。それらはかつて一つの完成された母性を意味する惑星であったのではないかと言います。

 

 

 

 

金星は受容する女性性の星。火星は能動的な男性性の星。その次⇒男性原理も女性原理も生み出せる統合されたもの。それを生み出すことが出来るのは完成された母性でしかない。そしてその次に発展を表す木星があると言われれば、その方が自然のような気がします。

 

 

オス社会にひざまずく悲しみ

 

 

これまで、多くの世の中の「ママ」は暴力的な「オス原理」の男性原理にひざまずく形でしか存在できないでおり、これほど、女であることの違和感を感じさせる惑星はない!とまで言い切る愛先生、さすがです。(17:50~)つい、私たち女性は~と言ってしまうところで笑いました。

 

血の轍の「静子ママ」も所々、男性原理の世の中にひざまずいているシーンが多々出てきます。主婦にとって世の中とは、まずは家庭や親族関係のことが思い浮かびますよね。その光景はわたしたちには当たり前の光景でもありますが、こういう孤独でさみしい状況って普通にあるあるだよねと、50代以上のお嫁さんは特にそう思うのではないでしょうか。家系に他人が入るってそういう事です。

 

 

そしてオス原理は女性だけでなく、男性をも当然追い詰めていますよね。オス社会、オス価値観では、強い者だけが勝つのです。なので負けたら死あるのみです。辛いですね。

 

 

  

 

 

ミクロはマクロ。上にあるものは下にある。上に無いものは下にもない。太陽系にかつてあったかもしれない完成された母性の星。それは意図的に破壊されたのか?そして、代わりに未熟な母性として月が与えられたのであれば、ずいぶん過酷な世界に生れ落ちていますよね、私たちって。

 

 

 

   

  

  

 

 

  

 

 

  

 

ちょっと気分が暗くなっちゃたかな?と思うので一応、ミラクルさん貼っておきます♪