どんなあなたも愛してる
以前、わたしは西洋占星術から考える食欲に関する記事を書きました。そのなかでエイミーとタミーの姉妹の事に触れました。
tiisanaherbyasan.hatenablog.com
こちらの動画の最後(43:00~)に体重が180キロまで達してしまったエイミーが「自分がトラックのようになってしまった」と泣いている場面で、エイミーの夫であるマイケルがこんな発言をしていました。
「どんな君も愛してる」
「タミーもそうだ」
「君を愛してるよ」
ああ、慈悲深いマイケル。尊いです。彼は正真正銘のイケメンです。妻エイミーだけでなく、妻の姉であるタミーに対しても深い愛情の持ち主です。新婚にも関わらず太りすぎて生活にサポートが必要になってしまった妻の姉タミーと同居もしていたエピソードもあります。
そんな夫マイケルに支えられて妻エイミーは無事に減量や手術を乗り越え、現在はお子さんにも恵まれているようです。マイケルにはとても幸運の木星みを感じます。
さて、誰かにどんな君も愛してるって言われたら嬉しいですよね。でもふつうはそこまでの慈悲深さは、親であってもなかなか到達できないことが大半です。
月星座を調べたり、このブログを読んでいるような人はわかると思いますが、その理由は親もただの未熟な人間に過ぎないからです。
意地悪な言い方をすると、どんなあなたでも愛しているに決まっていると言っておきながら、がっかりした表情やため息、冷たい視線で自覚なく子供をコントロールしています。
分かりやすい暴力などと違ってこれらの行為は罪になることはなく、特段あまり注目されることはありません。養育者と子供という圧倒的な権力差の下では、子供側は自分に非があると自分を納得させざるを得ません。養育者に見放されることは命に係わる問題ですからね。
そのような行為がまるで躾であるかのように脈々と受け継がれた結果、自分の色を表現することを封じられた私たちを作り上げました。
わたしたちは、未熟な養育者の限定的な理想や思惑に沿うような存在でなければ、愛してもらえなかったことに、長い間傷ついてきました。そして、自分でもある特定の限定的な枠に入らなければ、愛されるに値しないと自己肯定感を下げていました。
しかし、それはあなたの親だけが悪かったのではなく、脈々と受け継がれる家系の中で、いつの時代に生きたご先祖様たちも、その仕組みを見抜けなかったために、受け継がれてきた負の連鎖だったのです。もちろん見抜けない内は、わたしたちも単なる被害者ではなく、自分も同じく未熟だったのです。
そしてようやくその構造にわたしたちが気付いた今、抜け出す方法はただ一つ。途中からでもわたしたちが自分を限定的ではない形で愛することです。
難しいけれど、見抜いたからには家系の負の連鎖を断ち切るお役目だと思った方がいいでしょう。わたしもそう思う事にしています。
まずは未熟な養育者との関係によって、限定的な自分(嘘の理想)を追い求めるように仕向けられていた事実を知る。
そして、それらの克服が出来ない事にそもそもなんの意味もなかったことに気付く。
誰の中にも太陽の道(自分自身の本当の道)があり、
いつでも本物の充実感や暖かさに触れる事ができる。
この一連の仕組みを知った今、
月(嘘の理想)によって苦しんだり自己否定する理由が消えちゃうんです。
バレたら消える。
ただそれだけなんです。