ずっと自由時間@占星術blog

宇宙や星や日常のこと

私とベスタと火防女と

 

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昨日、どうしても自分のベスタ(太陽ベスタ合であり冥海ヨードの頂点)が気になって小惑星ベスタについて調べていたんですね。ベスタはローマ神話でいうところのウェスタという竈の女神であります。竈の火を守る義務感から神々の求婚を断って一生独身を貫いた女神です。義務を果たすために一生をささげた女神なのですが、こちらのサイト様で素晴らしい考察記事を発見しました。

ソウルシリーズにおける「火防女」の元ネタ考察 - My Bliss!! ゆずの考察日記 (fc2.com)

 

 

!!??

 

 

10年以上前にデモンズソウルというゲームがあったんですが、かぼたんこと火防女(ひもりめ)はこのウェスタを元ネタにしていたのです!一気に親近感が湧きつつ、こんな風にして占星術とのシンクロが起こるのはおもしろいものです。普段ゲームはあまりしないのですが、当時私はこのゲームに結構はまっていました。かぼたんも謎のキャラクターだなあなんて思っていましたが、神殿を守る女神だったのですね。2020年にフルリメイク版としてPS5で発売されたので記憶に新しい人も多いかもしれません。

 

 

 

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ウェスタ ( Vesta )

ウェスタ - Wikipedia

 

さて、占星術には10天体以外にも火星と木星の間の小惑星(セレス、パレス、ジュノー、そしてベスタ)にも意味が与えられています。

 

 

わたしはベスタの意味を知るずっと前から、妊娠、出産に関してはずっと嫌悪感に近いものがあり不思議に思っていたんです。なのでベスタの意味を知った時に鳥肌が立ちました。赤ちゃんを見たときに、可愛い!私もいつかあんな天使を産みたい!という気持ちが微塵も湧かなかった事も、謎の義務感があって人生でやるべきことをやるには、出産子育てをしている時間など私には無いという気持ちが突き上げてくる事も、孤児院や里親制度に興味を持って調べていた事もどこか腑に落ちました。ベスタが効いているのでしょう。

 

 

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ウェスタの神殿

ウェスタの処女 - Wikipedia

 

でもサターンリターンを迎えるまでは普通に考えて、女性にとって結婚妊娠出産は避けては通れない道だと思っていましたので、どこか結婚出産はノルマだと思っていました。うちは2人姉妹だったので結婚したら子供は2人産む。それが当然の人生モデルだと思っていました。きっと適齢期になると自然に子供ほしいと思うようになるだろうと。

 

 

サターンリターンは土星回帰といって生まれた時の位置に公転周期29年で土星が戻ってくることをいいます。簡単に言うとそれまでは両親の判断基準で生きていたのが、サタリタを境に自分軸で生きていくことを選択する節目の時期になります。そしてわたしは30歳の時にサタリタよろしく無事に両親との大修羅場を経て今の夫と結婚しました。結婚にあたって、初めてちゃんと妊娠出産について考えた時に、2つ目の選択肢がふとリアルに浮かび上がってきました。産まないってありかもなと。結婚はしたけれども、出産子育てはしないことで10室の太陽とともに生涯を仕事に捧げる道がわたしには合っているのかもしれません。さらにヨードなので冥王星海王星の領域を自分で使っていくことを訓練させられています。(現在進行形)

 

 

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ランプを手にする女神、ウェスタ

ウェスタの処女 - Wikipedia

 

ウェスタの乙女とかウェスタの巫女は仕方なく諦めて犠牲になるというよりも、

wikiにも”結婚や子育てといった一般的な社会的義務から解放されていた”とあるように、解放だから結構気楽だったんじゃないかな。向き不向きはあるだろうけどマイペースに生きられたんではないかなと思います。産まないってありかも、と思った時の安堵感をわたしは忘れられません。確実に安堵していたのです。

 

 

キャリアウーマンという言葉が死語と化している程、女性が仕事していることが当たり前な昨今ですよね。大変クオリティーの高い子育てが要求される今、ベスタ的な生き方もありなんじゃないでしょうか。別にすんごい高給取りにならなくても、集中して得意な事好きなことを仕事にしてマイペースに生きていく。うん、悪くないと思います。