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宇宙や星や日常のこと

The Eagles Hotel Californiaの謎 と 帰れなくなったスタピ

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www.youtube.com

 

 

Hotel Californiaの歌詞の謎

 

先日わたしは藤井風さんの過去動画を見漁っていました。

特にこの演奏は夢の中の出来事のようなミステリアスなうお座みが漂っていると思いませんか?藤井風さんの鬼気迫るような演奏に引き込まれました。そして歌詞に注目すればするほど、あれ?なんか既視感あるような。この状況、この感じ。※動画の左上に和訳が表示されています。

↓部分的に注目したいのが以下の太字あたりです。

 

Written by Don Henley, Don Felder & Glenn Frey

 

“Welcome to the Hotel California
Such a lovely place (Such a lovely place)
Such a lovely face

They living it up at the Hotel California
What a nice surprise (what a nice surprise)
Bring your alibis”

………………………………(中略)…………………………

Mirrors on the ceiling
The pink champagne on ice
And she said: “We are all just prisoners here
Of our own device”

………………………………(中略)…………………………

Last thing I remember, I was
Running for the door

I had to find the passage back
To the place I was before
“Relax,” said the night man
“We are programmed to receive
You can check out any time you like
But you can never leave!”

 

 

 

Hotel Californiaざっくり和訳

 

※この歌の歌詞は唐突に始まります。

 

砂漠のハイウェイに佇む一人の青年。

遠くにホテルのかすかな灯りを見つけます。

今夜はもう休もう。

 

次の場面は既にホテルの戸口にいます。

ここは天国かそれとも地獄か。

青年は自問自答します。

 

女性に案内をされながら進むとどこからか声がします。

ホテルカリフォルニアへようこそ。

とても素敵な場所ですよ。

部屋も十分にご用意しています。

いつだってあなたを待っています。

 

滞在中に何度も幻聴のように、聞こえる言葉。

ホテルカリフォルニアへようこそ。

ここはとても素敵な場所ですよ。

素敵な場所ですよ。

 

洗脳するかのようにここは素敵な場所ですと聞こえてくる。

しかしそこに滞在する人々は言っている。

”ここでは私たちはみな囚人。自分自身のね”と。

 

そして、出口へと走ったのが最後の記憶となった。

素敵な場所のはずなのに、元来た道を必死に探している。

元来た道がわからない。どうやって戻るのか。

 

そして警備員に止められます。

”落ち着いてください”

”いつでもチェックアウトは出来ますが、ここを立ち去ることはできません”

 

と、ざっくりこんな感じのストーリーです。ヒット当時から歌詞の内容がミステリアスで色々な拡大解釈で話題になったようです。今さらですがわたしも個人的な拡大解釈をビビッと思いついたので綴りたいと思います。

 

Hotel Californiaと地球に落ちてきたスタピ

 

ずばり言います。

この歌詞はひょんなことから地球に生まれ落ちたスタピ青年の、

帰り道が分からなくなってしまったというスタピあるあるな歌詞なのではないでしょうか。*1

 

 

松村先生のブログ2013年11月からの雑記帳のなかでこんな一節があります。

ある段階で人間はこの創造された世界に好奇心を抱いた。好奇心を抱いた瞬間に、世界の中に入ってしまい、そこから抜け出すことができなくなった。

201311km.blogspot.com

 

私たちの本質が魂のような非物質的な存在ならば、興味を持った瞬間にこの世界に取り込まれてしまった。瞬間にその場に来てしまった。瞬間に目の前に存在する。というのも分かる気がします。

 

夢がそうではないでしょうか。夜に見る夢は肉体の感覚が曖昧ですよね。とても身軽で、いつの間にか場面は切り替わっていたり、時間も空間もこの世のルールにとらわれることなく出現したり消えていく。

 

この歌詞の青年はふと砂漠の中に灯りをみつけた瞬間に、今日はもうあそこで休もうと思ったのでしょう。そして場面はホテルの戸口に切り替わります。関心を向けた瞬間に生まれ落ちてしまったのです。ホテルカリフォルニアへ。

 

そこへ待っているのはとある女性。地上に受肉するには女性の体を通り肉体を得ねばなりませんよね。女性の案内により招き入れられるところも共通しています。生まれた赤子は母親の言動により安心して世界に順応していきます。言い換えると安心して肉体に閉じ込められるのです。ここは素敵な場所なのよ、との言葉を信じて。

 

Hotel California と帰れなくなったスタピ

 

ホテルに滞在中、こんな人々の声も耳にします。

”私たちは囚人なのよ、自分自身のね”

 

ここは素敵な場所のはずなのに。ちょっと皮肉にも聞こえませんか。天国のような経験もできますが、魑魅魍魎の悪意渦巻く場所でもあります。清濁併せのむ地球で様々な体験をする。

 

そんなこの世界を抜け出すには結構大変なのです。肉体という物質を纏っているこの状態はかなりのハードモードであり、自分が何者であるかも忘れてしまうスタピが多いというのも頷けます。地球に落ちてきたスタピ達はいつのまにか思考や感情や肉体と自分自身が一体化してしまうことで、元来た道がわからなくなってしまうようです。この物質的世界に馴染んだ結果ですね。

 

そしてようやく出口を探しますがなかなか見つかりません。そこに警備員が現れ、チェックアウトはできますが、立ち去ることは出来ませんと告げます。チェックアウトは自〇の隠語でもあるそうです。まさにその通りで、一度受肉したからには肉体を所持しているからこそ生じる課題をクリアしないことには何度も生まれ変わらなければなりません。勝手に立ち去ることはできないのです。

 

まとめ

Hotel California の歌詞は本当に謎めいていて小説を読んでいるかのような雰囲気を感じましたね。少し前に読んでいた松村先生のブログ内で、スタピは興味を持った瞬間に地球に生れ落ちてしまった。というのがなんだかすごく腑に落ちていたのが、藤井風さんのホテルカリフォルニアでビビッと繋がったので、勝手に拡大解釈してみました。個人的な意見です。あしからず。

 

*1:スタピとはスターピープルの略。地球外にルーツを持つ人。