ずっと自由時間@占星術blog

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幼少期に十分な愛情を得られなかった人の月について

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傷ついた月はなぜ自分を大切にしてくれない人に惹かれるのか

幼少期を表す月の時代(0歳~7歳)は確かに自分が生き残ってきたという小さな実績によって強烈に印象付けられています。それは僅かな時間であっても、慣れ親しんだ世界であって、安心感という名の狭い世界に私たちをいつでも容易に閉じ込めます。

 

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時に、その世界がどんなに居心地が悪くても、悲しい状況に追いやられることが多くても、その世界が純粋に安心できる場所としてスタートすることになります。それは、好き好んで幼児が自分で作り出した世界ではありませんが、その条件が強制的に自分の礎になってしまうことを表しています。

 

誰だって、寂しかったり悲しかったりする世界や、脅されて無理をするような状況は避けたいですよね。しかし、良く知っている見慣れた世界に人は安心感を感じるので、同じような状況の世界線を作り出してしまったり、そういった世界に引き寄せられていく負の連鎖があります。よって、自分をないがしろにしたり、寂しい思いをさせる不誠実な人や、口先だけで大切に扱ってくれない人の方が、寂しかった幼少期の自分らしいイメージとリンクして、どこか苦しいけれどとりあえずの安心感を得ることができます。

 

そういったエネミー(敵の)パートナーを選んでいるうちは、もっと明るく暖かい世界がある事が分からないので、たとえ誠実で愛情深い人がすぐ近くにいたとしても、理解ができません。人は、自分以上の明るく暖かい波動の高さは認識できないので、寂しかった月に囚われていると、明るく温かい誠実な人たちとはうまく交わることができません。落ち着かないからです。

  

本当のことが分かれば安堵する①

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以前も書きましたが、消耗した月を矢面に立たせることはいつが限界が来ます。どんなに理性で鞭打って、自分をスパルタに調教しても、感情には勝てないからです。そんなこと寂しくなかった、あんな言葉なんて辛くなかった、自分は大丈夫だった、と思えば思うほど、本当はそうじゃなかった事に蓋をしている事になります。

先に進むには、あれはつらかったなぁ、寂しかったなぁ、あんなこと言われて悲しかったなぁ。と認めるほかありません。幼かった当時、それが認められなかったのは、事実を無かったことにするしか生きる道がなかったからです。生存戦略によって強烈に感情に蓋をしたのです。

 

 

本当のことが分かれば安堵する②

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何が欲しいのか分からずに、何かを探し回っている状況を思い浮かべてください。永遠に探し物は見つからないですよね。探し物はなんですか?喉の渇きを潤せるのは自分だけです。何が欲しいのか明確にするには自分の奥深くに潜っていくしかありません。欲しいものが水だと分かれば、自分で1杯の水を用意する。または、用意してくれる人と縁を結ぶ。直前で取り上げるような詐欺師や意地悪な人などはあなたにとって必要のない人だと見破ること。たとえそれが恋人や家族であっても。

 

寂しかった月の安心感は本来の自分の安心感じゃないと分かった時、本当の安堵を得ることができます。自分はそんなんじゃなかった、本当はこう思っていた。誰に説明する必要もなく、自分だけの真実が分かったとき、ようやく嘘偽りのない本当の自分に出会えた喜びの中、安堵し、くつろぐことができます。

 

 

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